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風化の過程

雨やま、最終話「雨が、止まない。」UPしました。

タイムリーに考えることが多かったので、頃合いを読むでもないですが上げました。
痛みが風化するまでの過程はいつも、辛いなあと思います。
特に、喪失感に於いてはこの上なく。

高橋は結局、大人と子ども、教師と生徒、セクシャリティ、たくさんの点で気持ちを圧殺することで自分と森宮の体面を守りました。
そうすることが常識だから。当然であるから。
それならば、押し殺された気持ちは一体何処へ行くのでしょうね。どうやって風化して行くのでしょう。癒えることはあるのでしょうか。
綴りながら、コイツ間違いなく後悔の時間を過ごすに違いない、それも、何年と引き摺る可能性が高いな……なんて他人事のように思いました。
他人事でもなかったのですが。

常識ってなんでしょう。
確かに、高橋は教師と生徒、という面においては非常に不味かったのかもしれません。だけど、それが他愛ない戯れでなくまじめに抱いた感情に対してであれば、背いたりする方が逆に自分を傷つける結果しか生まなかったのじゃないかなんて思います。
普段は公的ルールに従いながら生きていますが、常識という言葉が私は嫌いです。
だから、どうしても常識に抗ったものを描きたくなる。

お話は途切れましたが、その後も彼らの人生は続いています。
その未来図は想像していただいても、面白いかな、と思います。
短い連載でしたが、お読みいただいた方はありがとうございます。

次回、更新には新しい物語を連れて参上しますので、これからもよろしくお願いいたします。

最後に。
高橋のばか真面目なところが堪らなく好きです。ホント。
モデルなんてないんですがね。
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